2021.11.27
【腰のつらさ2】腰椎椎間板ヘルニア
こんにちは！神戸です！
今回は前回の、「これってなんでつらいの？」に続き、【腰椎椎間板ヘルニア】についてお話していこうと思います!!
”ヘルニア”ってよく聞く言葉ですよね。
なんとなく腰とか脊椎に辛さが出るな、というイメージはあるかと思うのですが、実際のところどういった事が体で起こっているのかはご存知ですか？
”ヘルニア”というのは「脱出」といった意味があります。
脊椎の間の椎間板から、髄核という椎間板の中央の組織が「脱出」してしまうのがヘルニアの病態になります。
→緑色の部分が髄核です。漏れ出てしまっています。
【腰椎椎間板ヘルニア】は、その脱出が腰椎で起こっている状態のことです。
脱出してしまった髄核は、脊椎を避けるように神経の出口へとぶつかってしまい、その影響で下半身に痺れや痛みを出してしまいます。
→緑色の部分が髄核で、赤い部分が神経です。 左ではぶつかってしまっています。
ヘルニアを判断する際にはSLRテストと呼ばれる手技の検査と、MRIによる検査が多いです。
SLRテストは、仰向けで足を真っ直ぐ持ち上げていくと、35～70°ほどしか持ち上がらず、痛みが出るテストで、ヘルニアが邪魔をして可動を悪くしてしまっているのが原因です。
MRIでは、髄核は組織のほとんどが水分なので、検査の際にはレントゲンよりもMRIなどのほうが正確に、画像に出力されます。
施術法としては、
・安静にして、マクロファージによる異物貪食作用で脱出部の吸収を待つ保存療法
・直ちに切開して脱出部を取り除く観血療法
などが挙げられます。
観血療法の場合は、侵襲後の多裂筋を始めとした脊椎周囲筋に対するリハビリなども効果的なので是非ご相談くださいね！
今回は【腰椎椎間板ヘルニア】についてご紹介させて頂きました。
この調子で続けて様々なつらさの原因について更新していきます！
不定期かと思いますが、更新された際は是非チェックしてみてくださいね。
お身体について、わからないことや相談したいことがあれば是非当院にご連絡下さいね。
初めての方は予約も受け付けているので、ご利用の際は是非ご活用ください！
一緒に元気な体をつくっていきましょう(^o^)
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副院長 神戸 小次郎
