2023.03.16
花粉症が改善する!?
花粉症は改善する事知ってましたか???
花粉症とは
花粉症はアレルギー症状のひとつです。アレルギーというと聞こえは悪いですが、本来は体内に入った異物に対して人間の身体が起こす免疫反応(抗原抗体反応)です。
花粉症になる仕組み
- 花粉が目や鼻から入ってくる
- リンパ球が花粉を侵入者と認識する
- リンパ球がIgE抗体をつくる
- IgE抗体が肥満細胞にくっつく
- 再度、花粉が侵入する
- IgE抗体の作用により肥満細胞から化学物質(ヒスタミンなど)が分泌される
結果、花粉を体外へ排出しようとしてくしゃみや鼻水などが出ます。
スギ花粉について
花粉症の患者さんの約70%はスギ花粉が原因です。北海道はスギ花粉の飛散が極めて少なく、沖縄にはスギが全く生息していませんので、北海道と沖縄ではスギ花粉症の有病率が非常にすくないことがわかっています。
スギの花粉は雄花の中で成長して、10月中旬頃に完成するので、雄花の量から翌年のスギ花粉飛散予報が決まります。暖かくなると、雄花は開花して花粉が一気に飛散します。花粉症の方は、後ほど解説する「通年性アレルギー」と呼ばれる病態によって、スギ花粉以外の花粉でも症状が出現します。主な花粉の飛散時期は、スギ、ヒノキなどの樹木では春が中心です。イネ科は初夏、キク科は真夏から秋口に飛散しますので、ほぼ年間を通じてアレルギー性鼻炎の症状に悩まされる方も少なくありません。
アレルギーについて
アレルギーとは、人の鼻や目に侵入してきた物質(抗原:アレルゲン)を異物と判断すると、これを無害化しようとする反応(抗原抗体反応)のことです。結果として、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、流涙などの症状が出ます。これらの症状が発症するものををアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎と言います。
アレルギーは「通年性」と「季節性」に分けられます。花粉が飛散する時期に症状が出現する花粉症は「季節性」のアレルギーに分類され、鼻炎に加えてアレルギー性結膜炎による目のかゆみなどの症状が出現します。アレルギーに対しては、まず、原因となる抗原(アレルゲン)の除去が最優先です。具体的には、掃除や洗濯、マスクやメガネ(ゴーグル)の着用などで体内への侵入を防ぐことがとても重要です。
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院長 黒澤 尚耶